こんにちは、カウンセラーのさりです。
今日も私の日常での出来事を記事にします。
心理学を学ぶと「〜すべきである。〜すべきでない」という概念を認識した時には、問いかけ直して、その概念を改めることが推奨されていることが分かります。
「〜すべきである。〜すべきでない。」という呪縛から、自分自身を解き放ちましょう!ってやつですね。
そして、脳科学の観点から、「ネガティヴな言葉」は「ポジティヴな言葉」に言い直しましょう!ということも推奨されています。
私は、どうやら「ポジティヴな言葉を使うべきである。ネガティヴな言葉は使うべきではない」という概念を作り出したようです。
さて、大変です、おかげで、私の左腹部に痒みを感じ始めました、みると蕁麻疹です。
私は、母親と自分をよく混同します。ネガティヴな言葉を言い続ける母親を躍起になって叱っていました。
先日、母親に郵便物が届きました。
彼女が遠い親戚に頼んでいた品物です。
しかし、母親が頼んだ品物はとても小さく、遠い親戚はスカスカの段ボールに他の食べ物を詰めて、たくさん送ってくれました。
段ボールを開けて、母親は言います。
「まあ!!こんなにたくさん!!余計なものを入れて、、、こんなもの要らないのに、、ああ、どう返していいやら、頭が痛いわ。。。はあ。」と。
彼女のこの発言の根底には、「親戚にたくさん気を使って頂いて、申し訳ないわ。親戚に余計なお金を使わせてしまったわ。ごめんなさい」という、「愛情」があります。
親戚のこの行動にも、「頼まれてはいないけど、せっかく送るのだから、他にもたくさん入れよう!」という、「愛情」があります。
愛情の行き来なのです。
しかし、彼女は、「頭が痛いわ」という言葉を使って、自分の純粋な愛情を、歪めてしまいました。
そして、親戚に電話して「送り返します」と言ったのです。
私は、この行動に、ガミガミと叱ってしまいました。
彼女の「頭が痛いわ」という「ネガティヴな言葉」も、「送り返します」も、一見ひどい対応に見えますが、彼女の「深い愛情」なのです。
私は、彼女のネガティヴな言葉や、冷たく見える行動に着目して、そこに「そんなふうに言ってはいけない。こんなことしてはいけない!!」と思い混んでいたのです。
私が、もっともっと彼女の「愛情から来ている」ということに着目すれば、ガミガミ怒ることはなかったのです。
これでは、私も彼女も、「文句を言っている」だけです。
気が付いたら、蕁麻疹は消えて、痒みもありません。
身体は、本当に正直なのだなあ、と実感しました。